こんにちは!すいと言います!
実はわたし、看護師の臨床経験がわずか4ヶ月しかないのにも関わらず、転職を2回経験しています!
今回は、「なぜ転職を2回繰り返したのか?」「転職は怖くないのか?」など、私の経歴とともに転職に関する体験談を話していこうかと思います。
これから転職される方や、臨床経験が少ないけど転職しようか悩んでいる方などの参考になれば幸いです。
- 1回目に就職した病院の労働環境と辞めた理由
- 2回目に就職した病院の労働環境と辞めた理由
- オススメの転職の方法
- 臨床経験が少ないと転職は難しいのか?
- 現在の仕事内容
1回目に就職した病院/退職した理由
1回目で就職した病院は大学病院の外科でした。
当時、新卒だった私は、看護業界のブラックさや忙しさを知らず、「ついに大学病院の看護師になれるんだ!たくさん勉強してコードブルーに出てくる看護師みたいになるぞ〜!」と目をキラキラさせていました。
もともと急性期に憧れていたこともあり、外科に希望を出して、無事に外科病棟配属になりました。
しかし、いざ入職してみると、コードブルーのようにキラキラした世界はどこにもありませんでした。そこには、忙しさのあまり髪の毛がボサボサに乱れて憔悴しきったスタッフ達と、椅子から全く動こうとしないBMI28のお局看護師しかいませんでした。
まず、外科病棟のため、朝は基本的に創傷処置を行います。受け持ち患者さんのところに訪室し、開腹手術後の傷の治り具合を確認します。Drが患者さん一人一人の傷を順番に見て回るため、Drがくる時間に合わせて、包帯などを外し、傷をすぐに診察してもらえるように準備します。
創傷処置が終われば、すぐに訪室準備を行い、点滴作成やその他の処置などを行っていきます。
下記が外科看護師の1日の業務スケジュールです。
★外科の1日の流れ★
情報収集
⇨申し送り
⇨点滴作成
⇨創傷処置
⇨VS測定
⇨処置
⇨オペ・検査出し
⇨入退院手続き
⇨空いた時間に記録
大体、日勤帯の受け持ち患者が平均10人くらいなので常に病棟内は走って移動していました。
もはや陸上部かよってくらいに、本当に毎日毎日走り回っていましたね。
さらに、忙しさに加え人手不足もあり、教育体制が整っておらず、入職3日目にして12人受け持ちをしていました。その結果、入職3日目にして浣腸・経管栄養・導尿は自立しましたが、同時に身体・精神のキャパシティを超えて体には蕁麻疹が出てくるようになりました。
また、外科病棟特有の臭さが苦手でした。傷は焼けた肉の匂いがするし、胃ろうからは甘ったるい匂いがするし、高齢者が多いため加齢臭のような匂いもするし…様々な匂いが入り混じって私は吐きそうになりました。
そんな過酷な環境で2ヶ月過ごした結果
身体中にストレス性の蕁麻疹が出てくるようになり、寝言で仕事のことをつぶやくようになりました。
これがきっかけで自分がいかにストレス状態にあるかを知り、臨床経験わずか2ヶ月で転職の決意をしました。
その後、私は師長に退職したい旨を伝えると、あっさりと了承してくれました。
2回目に就職した病院/退職した理由
1つ目の病院とは違い、次に転職したのは超慢性期病院です。結論から言ってしまうと、こちらの病院は入職してから5日で退職しました。
なぜ私が5日で退職したのかを説明していきます。
入職初日
入職初日、病棟のスタッフは暖かく迎えて…くれませんでした笑
申し送りが始まる前に、スタッフの人たちに挨拶をしようと思い、椅子から立ち上がった瞬間、足をかけられて転びました。しかも全員の前で。
私は最初、何が起こったのか分からず「え?え?」と周囲を見渡してしまいました。するとスタッフの1人が「挨拶するなら早くして。時間ないから」と言いました。私は唖然としました。足をかけられて転んだのに、まるで私が勝手に転んだかのようにされていたのです。しかも誰1人心配してくれません。むしろクスクスと笑っていました。
挨拶を済ませると、フォローの先輩が私のもとにきて「入職初日でもガンガン働いてもらうからね」と言いました。その時点で既に「この病棟は人間関係がやばい。逃げなきゃ。」と思った私は、ある程度の業務を終えた後、体調不良を理由に早退しました。
入職2日目
入職2日目、私は心を無にしてなるべく周りのスタッフと話さないように、また話しかけられてもすぐに会話が終わるように勤務をこなしました。点滴を作っていれば後ろからドつかれ、記録を書いていたら椅子を蹴られ、私の居場所はどこにもありませんでした。
なんとか勤務を終えた私は、その足で退職届を看護部長のところに持っていき、「あの病棟でいじめに遭いました。まだ入職2日目ですが、働くことはできません。退職させていただきます。」と言いました。
すると看護部長は「まだ入職2日目でしょ?あなたが周りのスタッフのことを勘違いしているだけじゃないの?」と言いました。私は耳を疑いました。私を擁護する発言があるかと思えば、逆に私に非があるように言ったのです。
この病院の全員が敵でした。私は次の日から病棟にはいきませんでした。退職届を渡したものの、退職に関わる書類やユニフォームの返却もできていなかったので、私は退職代行を使いました。
入職5日で誰とも関わることなく退職できた方法
入職2日目の夜、私は早速退職代行サービスに連絡しました。
世の中には様々な退職代行サービスがありますが、私が使ったのは退職代行サービスのNEXTです。
なぜ、この会社を使ったのかというと、まず私の友人がこの会社を使って退職した経験があるからです。友人曰く、退職代行サービスのNEXTの担当さんがとても優しく、仕事の愚痴まで優しく聞いてくれたと言っていました。
ネット上には様々な退職代行サービスの口コミがありますが、実際に使ったことのある友人からのレビューだと信憑性がありますね。
そして実際に使ってみると、まず対応が早いと言うことに好感が持てました。対応が早いということは、その分早く退職できるということです。退職することはその人にとって人生の一大イベントです。退職に追い込まれるほど、精神が病んでいる人にとっては対応が早いことはそれだけで救われるのでとてもありがたいと感じました。
また、弁護士が対応してくれるため、安心して任せることができます。
他にも、
- 退職できなかった場合は全額返金
- 何回でも相談無料で、相談だけでも可能!
- 連絡頻度に制限なし
- 電話だけじゃなくてLINEでもやりとり可能
- 本当に誰とも話すことなく退職できる
など様々な利点があります。もし、この記事を読んでいる中で、退職代行サービスを使おうか迷っている方は、ぜひ退職代行サービスのNEXTに相談してみてください。
退職サービスを使い、入職5日目の夜には全ての書類を郵送で提出し、ユニフォームも郵送で返却しました。実際に働いたのは2日間だけですが、迅速に対応してくれた退職代行サービスのおかげで、5日目の夜には無事に退職することができました。
オススメの転職方法と転職するときのポイント
他の方の退職体験談では、看護のお仕事やマイナビ看護師TOPなどの転職サイトだけを使っていますが、私がオススメなのは、転職サイトとハローワークを組み合わせる方法です。
実際に私が転職した流れを紹介していきます。
【他の方の転職体験談はこちら】
転職の流れ①:複数の転職サイトに登録する
まず、他の方がオススメされているように、マイナビ看護師TOPや看護のお仕事などの転職サイトに複数登録します。
ここで、「転職サイトってこっちが望んでいないような求人を勧めてきたり、連絡がしつこい印象がある」と思う方もいるかもしれません。
転職サイトによっては、そういった業者もいることは事実です。Twitterなどで、「この転職サイトは登録しない方がいい」と悪い口コミを見ることもあります。
ただ、世の中、そういった悪徳な業者ばかりではありません。こちら側の意見をちゃんと聞いてくれて、連絡頻度も顧客にあわせてくれる良い業者もいます。さらに、複数の転職サイトに登録することで、より多くの求人情報を見ることができるので、私は複数登録することをお勧めします。
そして実際に私が登録したのがマイナビ看護師TOPと看護のお仕事です。
転職の流れ②:転職サイトからのヒアリング
転職サイトに登録すると、すぐに電話がかかってきます。この電話は初回のヒアリング目的で、「求人の希望」や「臨床経験・経歴」などを詳しく聞いてくれます。
この時に重要なのが、自分の意思をはっきりと伝えることです。
例えば、転職活動をゆるく始めたい人ならそこまで多くの求人を紹介されても困りますよね。そう言った方は、「いますぐに転職したいわけじゃなくて、良いと思う求人があったらまずは話を聞いてみたい」と自分の転職状況を相手に伝えることが重要です。
そうしないと、転職エージェントも仕事なので「どんどん転職成功させて報酬を貰わなきゃ!」と思い、無理矢理求人を勧めてきたりします。
逆に、色々な求人をたくさん見たいという方は、「転職活動に積極的に取り組みたいので、色々な求人をどんどん送ってほしい」と伝えると連絡が頻繁にくるようになります。
私は、転職活動をしつつ、ニート期間を楽しみたかったので、そのことを正直に伝えました。すると担当さんは、「わかりました。私たちもお客様にあった対応をさせて頂きたいのですが、連絡頻度はどのくらいがよろしいでしょうか?」と言ってくれ、こちら側の都合に丁寧に合わせてくれました。
また、会社によって取り扱っている求人が違うので、もう一つの転職サイトにも登録し、同じように進めていきました。
転職の流れ③:ハローワークに行く
転職サイトからの求人情報を見つつ、ハローワークにもいきました。ハローワークは国の職業機関なので、企業側が無料で求人を出せます。そのため、転職サイトにはない求人が見つかったり、地元ならではの求人が集まりやすいことが特徴的です。
そして、ハローワークで良い求人が見つかったと思ったら、あらかじめ登録してあった転職サイトのエージェントの人に連絡し、その求人の情報を聞きます。
ハロワの人は転職エージェントほど、求人情報に詳しくありません。対して、転職エージェントは実際に職場保訪問をしたり、たくさんの退職者の話を聞いているので、良い情報だけでなく悪い情報も教えてくれます。
転職の流れ④:ハローワークを通して就職
上章の流れからいくと、転職サイトを通して就職することになりそうですが、それは違います。
なぜなら、転職サイトを通して転職すると、もしもその職場を早期退職した場合に、転職サイトの人から何か言われる可能性を考慮したためです。
実際のネットの口コミでもありましたが、転職サイトを通して転職し、やっぱり合わなくて退職してしまった人に対し、「どうしてやめたんですか?」「私たちは多額のお金を使ってあなたをサポートしたんですよ?」と半ば責めるような口調で電話がきたというエピソードを見たことがあります。
それを防ぐため、ハロワを通して転職しました。
転職の流れ:まとめ
転職の流れをまとめると、
①複数の転職サイトに登録する
⇨できるだけ多くの求人をチェック
②ハローワークにいき、求人を紹介してもらう
⇨ハロワにしかない求人もあるため
③良い求人があったら転職サイトの人に連絡し、勤務体系や口コミなどを教えてもらう
⇨良いことだけじゃなくて悪い部分も教えてもらう
④もう一度ハロワにいき、転職する
⇨転職サイトを通して就職後、万が一退職してしまった時に文句を言われるのを防ぐため
こんな感じになっています。
転職サイトとハローワークを併用する方法はぜひお勧めなので皆さんもよかったら参考にしてみてください。
中でもオススメの転職サイトは看護のお仕事とマイナビ看護師TOPです。
またしつこいかもしれませんが、転職するときのポイントは、「自分の転職活動の理想を相手に伝えること」です。
臨床経験が少ないと転職は難しい?
最初は、「臨床経験が2ヶ月しかないけど転職できるのかな?」と不安がありました。もしこの先、働き口が見つからなくて、生活保護になっちゃったらどうしよう‥と思っていました。
しかし、結論から言うと、臨床経験2ヶ月でも全然問題ありません。昔は「臨床経験は3年ないとどこにも雇ってもらえない」という風潮が一般的でしたが、今の時代、新卒で美容整形や訪問看護などに行く人も多いです。
転職エージェントやハローワークの人に「臨床経験が2ヶ月程度しかないのですが大丈夫でしょうか?」と伝えると、「全然問題ありません!色々な職場を紹介することができますよ!」と言ってくれました。
もちろん、臨床経験が長いほど様々な知識やスキルが身につくので、その分転職の幅も広がります。しかし、私は、自分に合う職場を見つけたいと思っていたので、周りの目を気にせず転職を繰り返しました。
その結果、今の職場に出会えました。
今の職場の労働環境
上記の求人ですが、レジャー施設の医務室はハロワで見つけ、コロナウィルスのコールセンターは、看護のお仕事から見つけました。
レジャー施設では、小児〜お年寄りまで訪れるため、基本的に幅広い世代に対応していきます。具体的な業務内容は、救急車の手配や簡単な医療処置(貧血の人に対して下肢挙上など)、施設巡回を行います。基本的に医療処置がないため、臨床経験が少ない私でも簡単にできます。
また、体調不良者が来なければ、一日中椅子に座って本を読んでいることが多く、事務員さんとお茶を飲みながら楽しくお話ししています。病棟の時のように、忙しくて時間に追われるなんてこともありません。
コールセンターでは、自宅療養者に対してマニュアルに沿って質問をして、それをカルテにまとめるだけなのでとても簡単です。傾聴する技術も必要ですが、基本はマニュアル対応なので、特に難しいことをする必要がありません。
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