こんにちは!ゆみです!
私は現在、美容クリニックに勤めており、今年で3年目を迎えます。前職は、回復期リハビリ病院に勤務しており、1年目の終わり頃に退職しました。
今回は、美容看護師を目指している人に向けて、「美容看護師になった方法」や「美容業界の裏話」などを語っていこうかと思います。美容看護師になりたい人や美容に興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 回復期リハの業務内容
- オススメの転職方法
- 美容看護師になろうと思った理由
- 美容看護師の求人の見つけ方
- 美容看護師の面接のポイント
- 美容看護師の労働環境
回復期リハの業務内容
回復期リハビリ病院は、急性期を脱した患者さんが在宅で生活できることを目標にリハビリや機能訓練などを中心とした病院です。そのため、点滴や人工呼吸器など、命に関わる処置がほぼありません。
主な業務としてはコール対応や移乗移送、更衣などです。
脳梗塞や脳出血などの後遺症で、頭がやられている方が多く、頻繁にナースコールやトイレコールが鳴ります。ひっきりなしにコールが鳴るため、記録を書く暇がありません。また、状態に変化はないものの寝たきりの方もいるため、トランス(ベッドからストレッチャーへの移送)業務も頻繁にあります。
脳出血や脳梗塞は比較的男性に多い病気のため、寝たきりの患者さんも男性が多いです。体格が大きい男性を何人もトランスしていると腰が悲鳴をあげます。
また、回復期リハは在宅に帰ることを目的とするため、できるだけ在宅に近い環境にしなければいけません。そのため、朝はパジャマから普段着に着替え、夜は普段着からパジャマに更衣します。急性期病院のように一日中パジャマでいることはあまりないですね。
さらに、リハビリが1日に3〜4回組み込まれているため、リハビリの時間を計算してバイタル測定や処置を行わなければいけませんでした。
「急性期に比べると回復期リハは楽」とよく言われますが、リハビリの時間を考えて行動したり、体格の大きい方を介助したりと肉体的な負担が大きいため、そういった面では大変かもしれません。急性期のように、状態を逐一観察しなければならない状況とは違いますが、回復期リハには回復期リハの大変さがありました。
また、人間関係は比較的良かったです。回復期リハは命の危険がない患者さんが多いため、急性期のようにピリピリしている雰囲気はなく、スタッフはみんな穏やかでした。
業務自体は忙しいものの、まったり働きたい方や看護技術の向上に興味ない方に回復期リハはおすすめです。
もし、あなたが、
- 急性期の病院勤めで忙しくて大変
- 看護技術の向上やスキルアップに興味ない
- 患者さんとまったり話たい
と考えていたら、回復期リハに転職するのもいいかもしれませんね。
回復期リハを辞めた理由
私はもともと美容が好きだったため、看護学生の時から美容看護師を目指していました。
しかし、どの美容看護師の求人を見ても「臨床経験が3年以上」が条件となっていたことや、病棟看護師を体験してみたいという好奇心があったため、まずは病棟看護師としてキャリアを積み、そこから美容看護師に転職しようと考えました。
回復期リハに就職したのも、いずれは美容看護師になるためです。急性期のような場所でバリバリ働いてスキルアップするという目標がなかったため、「楽にお金稼げる回復期リハでいいか〜」と考えていました。
実際に働き出してみると、回復期リハには回復期リハのしんどさがあり、その割には給料が安かったため、病棟業務が性に合わず1年で退職してしまいました。病棟看護師の労働力と給料は見合いませんね…
ただ、回復期リハは話せる高齢者が多かったため、人と話すことが好きな私にとっては、楽しい環境でもありました。訪室の時間帯などに「今日のリハビリはどうだった?」と聞くと、「リハビリの先生がイケメンだったのよ〜」と患者さんと女子トークをして盛り上がります笑
退職の方法ですが、人間関係も良くて師長に退職を引き止められることもなかったため、退職代行(退職代行サービスのNEXTなど)は使いませんでした。
他の方の退職体験談では、退職代行サービスを使っていますので、気になる方はチェックしてみてください。
オススメの転職方法
美容看護師の求人の見つけ方
まず、美容系の求人は公式サイトから募集していることが多いので、自分がいきたい美容系クリニックの公式サイトを確認すると良いです。
例えば、大手美容クリニックの「湘南美容クリニック」では、公式ホームページの上部に「採用情報」という箇所がありますね。こちらをクリックすると、採用情報が閲覧できます。
ちなみに湘南美容クリニックでは、教育体制が整っているため、新卒から入職することが可能です。
また、実際に自分の就職したい美容クリニックにお客として行き、そこの看護師さんに労働状況や採用情報を聞くのもアリです。私の友人はこの方法で美容クリニックに就職していました。
公式サイト以外にも、美容系の求人を探す方法があります。それが転職サイトです。
転職サイトと聞くと、「連絡がしつこそう」「半ば強引に求人を勧めてきそう」などのイメージがありますが、会社によって差があります。私がオススメするのは、看護のお仕事です。
私も実際に登録していましたが、担当エージェントの方が優しく、こちらの話を丁寧に聞いてくれました。また、「臨床経験が1年ほどしかないのですが大丈夫ですか?」と伝えると、「少し難しいですが、やれるだけのことはやってみますね!一緒に頑張っていきましょう!」と言ってくれました。
連絡する回数もこちら側に合わせてくれ、無理な勧誘もされませんでした。
具体的には、「どれくらいの連絡頻度がお望みですか?」と聞かれたので、「転職活動とプライベートの時間を両立させたいので、週2〜3くらいの連絡頻度がいいです」と答えました。すると、本当に週2くらいで美容系の求人を紹介してくれました。
それだけでなく、美容系クリニックの面接のポイントや履歴書の書き方などを丁寧に教えてくれました。
転職サイトの口コミを見ていると、看護のお仕事やマイナビ看護師TOPは口コミがいいものの、ナース人材バンクや医療ワーカーは「連絡がしつこい」などのマイナスな口コミが見受けられます。
看護のお仕事やマイナビ看護師TOPは、運営会社がレバレジーズやマイナビのため、大企業です。
そのため、他の転職サイトに比べて認知度が高く、エージェントの教育もしっかり行われているため、私たち求職者にとっては安心です。
★看護のお仕事に登録した感想★
- 運営会社がレバレジーズという大手企業
⇨認知度があり、エージェントの教育体制もしっかりしてるので強引な求人紹介はしてこない - 臨床経験が少なくても嫌な顔せず求人を探してくれた
- 求人紹介だけでなく、面接のポイントや履歴書の書き方を教えてくれた
美容クリニックの面接内容
転職サイトと公式サイトで求人を探した結果、3週間後に看護のお仕事から私にぴったりの求人があると連絡が来ました。その求人は、個人経営の美容クリニックでした。小規模ですが、臨床経験不問で、教育体制も整っており、お給料も病棟と変わらなかったので迷わず面接に行きました。
面接に行くと、スタッフ全員雰囲気も良く、院長先生も「わざわざ面接に来てくれてありがとうね。」と言ってくれました。
面接で聞かれた内容としては、
- 美容看護師を目指した理由
- 前職を退職した理由
- 美容看護師になって何をしたいか
- 現在他の美容クリニックと併用して転職活動をしているか
- 美容施術を迷っている方がいたらどのように声をかけるか
などでした。面接では正直に自分の思いを伝えることを意識しつつ、自分がどれだけその美容クリニックに貢献できるかをアピールしました。言ってしまえば美容クリニックも商売の一つであるため、商売繁盛する人材を雇いたいはずです。そのため、入職したら自分がどのように売り上げに貢献できるかをアピールしていくことが大切です。
そして面接を終えてから3日後に、採用の連絡がきました。のちに分かったことですが、私を採用した理由は熱意に満ち溢れていたからだそうです笑
顔採用はあるのか?
これは私も気になって、入職後に院長先生に聞いてみました。実際の会話内容はこんな感じです。
先生、美容系は美人な人が多い印象なんですけど、顔採用があるって本当ですか?
クリニックによってはあるかもしれないけど、うちは基本的にしてないよ
でもこのクリニックの看護師さんもみんな綺麗ですよね?本当は顔で選んでるんじゃないんですか?笑
本当にしていないんだ笑
美容看護師さんは、みんな美意識が高くて自分の魅せ方が上手い人が多いからね。化粧も上手だから綺麗な人が多いんじゃないかな?
確かに言われてみればそうかもですね
美容看護師はみんな美人な人が多いから顔採用していると思われがちですが、実は違います。
美容看護師を目指す人は、もともと美容が好きなため、自分自身にお金をかけている人が多いです。整形している人もいますが、他にもスキンケアやダイエットなど自分を綺麗に見せるために努力している人がほとんどです。 そのため、みんな清潔感あって綺麗に見えるのだと思います。
美容看護師オススメの脱毛方法とは?
私を含め、職場の先輩たちが行っているオススメの脱毛の方法が、医療脱毛+家庭用脱毛器の併用です。
医療脱毛は有名どころだと、レジーナやアリシアクリニックですが、レーザー脱毛ならどこのクリニックを選んでも大差がありません。値段で選びましょう。ちなみに私はアリシアクリニックで行っています。
家庭用脱毛器で私が使っているものは【Datsumo-labo Pro Edition(プロエディション)】というものです。
【Datsumo-labo Pro Edition(プロエディション)】は美容クリニックに入職後、先輩から勧められて購入しました。実際の効果としては、医療レーザー脱毛よりは劣りますが、確実に体毛が薄くなります。
脱毛は継続して初めて効果が発揮されます。そのため、家庭用脱毛器を購入した方の口コミに、「効果がない」というものがありますが、おそらく長期間継続していないからだと思われます。
数ヶ月〜数年継続することで脱毛の効果が出てくるため、根気強い方に家庭用脱毛器はオススメです。
美容看護師になろうと思った理由
私は中高生の頃から美容に興味があり、休日は家で化粧の研究などをしていました。そのため、将来は美容に関わる仕事がしたいと考えており、「看護師なら全国どこでも働けるし、お給料もいいから、美容看護師になりたい!」と思い、美容看護師を目指しました。
就職前は回復期病院で3年間は働くつもりでしたが、実際に就職してみると業務が忙しく、体格の大きい人のトランスや一日に何度も行う更衣に負担を感じたため、1年で退職してしまいました。
また、上章でも紹介しましたが、美容看護師の多くは元から美容に興味を持っている人が多いです。休日に化粧の勉強をしたり、メイクアップアーティストの講習に行ったり、ダイエットを欠かさない人など、皆さんがそれなりの努力しています。そのため、美容看護師には綺麗な人が多いんですね。
美容看護師の労働環境
一般的に、美容看護師にはノルマがあると思われがちですが、そんなことはありません。
ただ、毎月の売り上げ目標があり、それを達成すると基本給に加え、特別ボーナスが貰えます。
中には、月に数十件新規契約を取る人もいるので、基本給に+70万円くらいのボーナスが入ります。お客さんからの口コミが良かったり、施術が上手だと人事評価なども加味されてこの金額になります。
また、美容クリニックの対象は「患者さん」ではなく「お客さん」なので、営業トークも重要になります。中には契約に結びつくような営業トークが苦手な方もいますが、「こういった言動にはこう言った対応をする」と書かれてある接客マニュアルがあるので初心者の人でも安心して業務に臨めます。
さらに、定時にはぴったり帰れるところも美容クリニックの良いところだと思います。私の美容クリニックだと始業時間が10時で定時が19時です。労働時間自体は少し長めですが、19時2分にはタイムカードを切って退勤できるので、病棟のように何時間も残業することがありません。
唯一、デメリットがあるとするならば、看護師の裁量権が広いところです。
クリニックにも医師はいますが、基本は診察のみで、実際の施術や問診などのその他の業務は全て看護師が行います。そのため、数ある脱毛器の中からどれを選んで、何回コースでやるのがその人にとって一番いいのかを考えながら行います。
美容の醍醐味でもありますが、個別性を考えるのが苦手な人にとっては、苦痛になるかもしれません。
コメント