- 働き始めて1年経ってないけど既に辞めたい…
- すぐに辞めてもいいのかな…
皆さんはこのように感じたことはありませんか?
必死に勉強して看護師国家試験に合格したものの、実際に働いて見たら仕事内容はキツく、辞めたいと思うのはよくあることだと思います。
そこで今回は、仕事を辞めたい新人看護師の方に向けて、
などを解説していきます。今の職場を続けるか辞めるかの判断基準になりますのでよかったら参考にしてみてください。
辛すぎて今すぐにでも辞めたい!と思う人は、職場の人と一言も話さずに辞められることができる「退職代行サービス」を使うことをオススメします。
【グラフで解説!】1年目で辞める人は少なくない!
「新卒で辞めるなんて…根性ないのかな」と思ったことはありませんか?
実は新卒で辞める看護師さんは少なくありません。
日本看護協会(2019年)の調査によると、新卒看護師全体での離職率は、7.8%という結果が出ています。
新卒で働き始める人は毎年5万人前後なので、5万人×0.078=3900人という結果になります。
つまり、全国の新人看護師5万人のうち、1年以内に辞める新卒の人は約4千人もいるのです。
この数字から見ても、いかに看護師の仕事がハードであるかが伺えます。
ちなみに、筆者の出身大学は約100人の学生が付属病院に就職します。
ある年では新卒看護師100人が1年後には20人になっていた…なんて話も聞きます。つまり新卒で働き始めてからわずか1年間で80人近くが辞めていってしまったのです。
また、マイナビ看護師によると、看護師100人アンケートのうち、7割以上が「辞めたいと思ったことがある」と回答しています。
さらに、卒後1年未満の新卒看護師の離職願望を調査した論文によると、新卒看護師27名中、20人が「離職願望がある」と回答しています。
こう考えると、新卒で辞める看護師は珍しいことではありません。
もし、今の職場で辛い思いをされている方は、「ここで辞めたら親不孝かな…」「苦労して受かった国試なのに…」と余計に自分を追い込む必要はありません。
看護師の就職先はいくらでもあります。今の職場があなたに合っていないだけかもしれません。
下記で紹介している記事では、様々な看護師の働き先について紹介しています。よかったらご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
【職場を辞めたい】新卒看護師の主な退職理由5つ
新卒看護師の離職願望についての研究論文によると、新卒看護師が1年以内に辞めたいと思った理由は次の5つです。
- 就職前と就職後でギャップがあった
- 自分は看護師に向いていないと思った
- 仕事にやりがいを見出せなかった
- 業務量が多い
- 急変対応ができないことにより落ち込む
就職前と就職後でギャップがあった
「就職してみたら想像していたものとは違った…」
このように、就職後にギャップを感じる人は多いと思います。
看護師の離職に関する論文でも、「リアリティショック」について語られているものが多く、就職前後でのギャップは直接的に離職に関連しています。
ドラマや漫画では華やかに報じられることが多い看護師ですが、実際に働いてみると「想像と全然違った…」なんてこともよくあることです。
自分は看護師に向いていないと思った
「先輩には怒られてばかりだし、同期はどんどん仕事覚えていくし、自分は看護師向いていないのかな」
上述のリアリティショックにも関連しますが、「自分は看護師向いていない」と思ったことのある方は多いと思います。
などなど、実際に働くことで自分自身の苦手分野があらわになり、自分は看護師に向いていないと感じてしまうことがあります。
しかし、ここで大切なのが『割り切ること』です。
人には誰しも得意・不得意な分野があります。
例えば、あなたは採血が苦手な看護師だと仮定します。病院によっては採血は看護師の必須ともいえる業務なので採血が苦手なあなたは「自分は看護師向いていない」と落ち込んでしまいますよね。
しかし、採血が苦手であっても、別の分野で能力を発揮しているかもしれません。
例えば、患者さんの履き物を揃えてたり、話す時に目を見てくれたり、ちょっとした気遣いができる看護師さんかもしれません。
同様に、物事を同時に考えることが苦手と思う人は、技術面において頼られる存在かもしれません。
このように、苦手分野があっても別のところで自分自身の存在価値を発揮していることがあります。
「自分は看護師向いていないのかも」と思う人は、普段何気なくやっていることが強みになっていることに気づいていないだけかもしれませんね。
人には誰しも得意・不得意があり、不得意なことをできるようにすることは大切ですが、もっと大切なのは、自分自身の強みを理解することだと思います。
「自分自身の強みが見つからない!もう辛い!」と思う方は、別の職場で強みを発揮できるかもしれません。
一度きりの人生です。
仕事のために体を壊してしまったらもったいないので転職を前向きに考えることも大切です。
【合わせて読みたい記事】
仕事にやりがいを見出せなかった
「自分って何のために仕事しているんだろう…このままでいいのかな」
皆さんは仕事にやりがいを感じていますか?
そもそもやりがいとは、仕事に対する充足感や手応え・張り合いのことです。
人はある物事に対して、自分自身のスキルや能力が一致していないとやりがいを感じることができません。
つまり、仕事に対してやりがいを感じないということは、その仕事が
あなた自身の能力やスキルがその職場に合っていない
ということになります。もっと言えば、今の職場よりも別の職場であなたの能力が活かせる可能性があるということです。
かといって仕事に対するやりがいを無理やり見出す必要がありません。
やりがいを持っていなくてもその職場で働き続ける人もいます。しかし、やりがいを見出すことによって仕事に対するモチベーションにつながり、仕事が楽しくなるかもしれませんね。
業務量が多い
看護師ってやること多すぎ…業務量多くて毎日疲れるよ
手術の送り出しや患者へのオリエンテーション、清拭やおむつ交換、点滴交換などなど
看護師の仕事内容を挙げたらキリがありません。
それくらい看護師の仕事は複雑かつ煩雑です。
看護師の業務量について調査した論文によると、業務量が増えれば増えるほど、医療ミスや思わぬ事故につながりやすいと述べています。
こういったことから看護師としての責務を必要以上に意識してしまい、プレッシャーに耐えられず辞めていくことが考えられます。
急変対応できないことによる落ち込み
患者が急変したとき何もできなかった…
新人看護師の場合、知識や技術不足から突然の出来事に対応できず、そのことに対して責任を感じてしまうことがあります。
しかし、これは仕方のないことだと思います。
入職して数ヶ月の新人がいきなり急変対応をしたり、難なく処置をこなしていたら逆に怖いです。
新人は「分からないこと・知らないこと」が当たり前なんです。
そのことを念頭に置いて先輩たちは新人を指導していく必要があります。
中には、それを当たり前だと知らず、「どうしてこんなこともできないの?」「どうしてこんなことも知らないの?」と詰めてくる先輩もいますが、その人たちは無視しましょう。
きっとその先輩は自分以外の人のことを考えることのできない悲しい人種です。
辞めるべきかどうかの判断基準
仕事を辞めた方がいいケース
特に看護師業界は、先輩からの理不尽な指導やサービス残業などが当たり前になっています。
辞める意思を上司に伝えても
「ここより良いところないよ」
「他ではやっていけないよ」
「辞めるなら有給はつけられないよ」
と伝えられ、結局辞められずにいる場合が多いです。
もし上記のように言われたら、
「ちょっと専門家(労基や法テラス)に相談してみます」と伝えると、あっさり辞めさせてもらえる場合が多いです。そもそも仕事を辞めるという行為は労働者側の自由なので、雇用者は介入することはできません。
また、どうしても退職を伝えられずにいるという方は、職場の人と一切話すことなく退職できる「退職代行サービス」もオススメします。
辞めるかどうか迷ったらプロに相談するのが一番!
「退職したいけど、一人では決められない」という方はプロに相談することをお勧めします。
転職会社は、転職に関するサポートだけではなく、退職に関する相談なども行っています。
でも転職会社って、一度相談したらいろいろしつこそう
確かに世の中には連絡がめちゃめちゃしつこい業者や、こちらの意見を無視して無理な転職を押し付けてくる業者もいますが、こちらの記事で紹介している転職会社は「対応が丁寧」「連絡がしつこくない」などの口コミが多数寄せられています。
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