看護師といえばドラマのようなキラキラした白衣の天使を想像してしまいますが、実際はそうでもありません。
長時間夜勤をこなし、モラルのかけらもない患者を相手にし、先輩からは理不尽な指導を受ける。
こんな環境の中で働いている人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、満身創痍になりながらも患者さんのため・病院のために働いている方に向けて
- 自分の身を守れるのは自分だけ
- 仕事も大切だけど、一度きりの自分の人生の方が大切
という話を書いていきたいと思います。
自分で選んだ職業でも労働環境が悪ければ話は別!
辛い実習を乗り越え、一生懸命勉強してやっとの思いで掴んだ看護師国家資格。
「これで憧れのナースになれる!」と期待に胸を膨らませて働き始めたのも束の間、実際の現場は長時間勤務やセクハラ患者は当たり前の日々。そして劣悪な人間関係の中で働く毎日。
友達や家族に「看護師を辞めたい」と話せば
「自分で選んだ職業でしょ?」
「3年は続けないとこの先やっていけないよ?」
と言われ結局は辞められずに今日も出勤する日々。
このような経験をされた方は多いと思います。
特に、現在ではコロナの影響で、看護師の雇用形態はより一層悪化しています。
毎朝7時半には出勤し、帰りは20時を過ぎることもしばしば。貴重な休日は勉強会で潰れ、ろくに休むこともままなりません。もちろん休日手当や残業代は出ませんし、いつ自分が感染するか分からない状況の中で働いています。
いくら「憧れていた職業」や「自分で選んだ仕事」でもこんな生活、続くわけがありません。
「3年続けないとダメ」は全く根拠がない
「3年続かないとどこの職場でも雇ってもらえないよ」
このように言われたことのある方は多いと思います。
看護師業界に限らずどの職種でも「とりあえず3年」と言われていますが、この言葉は本当なのでしょうか?
確かに求人などを見ると募集要項には「3年以上の臨床経験が必要」と記載されているものがあったりしますが、全てがそうではありません。
臨床経験が3年未満でも転職に成功している人は大勢いますし、看護師の働き口は病院だけではありません。
特にTwitterなどをみるとわかりますが、臨床経験が1年未満でも美容クリニックや一般クリニック、訪問看護などに転職し、仕事にやりがいを見出している方も多くみられます。
「3年続けないとどこにも雇ってもらえない」は全くの嘘なんです。
また、看護師の就職先は病院やクリニックだけでなく、多岐に渡ります。
一般企業で「産業看護師」として働くことができますし、治験に関わる「治験コーディネーター」として働くこともできます。老人保健施設で活躍する看護師もいれば、訪問看護師として活躍する人もいます。
「今の職場が辛い。私は看護師向いていないのかな」と感じる方は、看護師に向いていないということではなく、今の職場があなたに合っていないだけかもしれません。
まずは、転職の情報収集から始めてみるのもいいかもしれませんね。
何かを変えるのに遅いなんてことはない。必要なのはちょっとの勇気だけ。
ケンタッキーフライドチキンの創始者、カーネルサンダースは何歳で起業したのかご存知ですか?
65歳です
同じく、カップラーメンの創始者である安藤百福は何歳で成功したのかご存知ですか?
48歳です
先人たちから分かるように、何かを始めるのに遅いなんてことはないんです。
「今から何かを始めるなんて遅すぎるよ」と考えている方は、例え10年前にタイムスリップしても同じセリフを言うでしょう。
何かを始めたいと思ったなら’’今’’が一番いいんです。行動することは怖いことかもしれませんが、行動しなければ何も変わらないのは事実です。
人間は楽したい生き物です。そのため、辛い状況にいながらも、そこから抜け出さない言い訳を考えたり、行動しないことを正当化するように考えてしまいます。なぜならその方が楽だから。
でもまずは行動してみませんか? 5年後10年後の自分を幸せにするのは自分自身です。
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