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【ワンポイントアドバイス】
ロキソニンやイブは「NSAIDs」と言われるお薬の仲間です。
NSAIDsというのは、「鎮痛(痛みを抑える)」「解熱(発熱を抑える)」「抗炎症(腫れや熱感を抑える)」この3つの作用を持つお薬です。ロキソニンやイブは発熱を抑える作用があることで有名ですよね。
NSAIDsは体内で発熱や痛みの原因となるプロスタグランジンという物質を阻害することによって、解熱鎮痛作用を発揮します。しかし、このプロスタグランジンは悪い影響ばかりだけではありません。
プロスタグランジンは、胎児の心臓の血管を広げてくれる役割を持っています。
ロキソニンなどのNSAIDsは、この良いプロスタグランジンも阻害してしまいますので、胎児の心臓の血管を広げることができません。そのため、胎児の心臓の血管が閉塞してしまいます。
これがNSAIDsが妊婦に禁忌な理由です。
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