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【高校生必見!】進学するなら看護専門学校?看護大学?〜それぞれのメリット・デメリットを解説!〜

進学
看護専門学校/看護大学のイメージ

・看護大学の方が就職活動で有利なイメージがある・・・

・看護専門学校は授業数が多くて大変なイメージがある・・・

・看護専門学校の方が校則が厳しそう・・・

将来看護系に進学したいと考えている方の中で、「大学か専門学校か」どちらに進学するか迷っている方も多いと思います。

看護大学と看護専門学校のどちらに進学しよう…

そこで今回は、看護専門学校・看護大学どちらも卒業済みの筆者の経験を踏まえて、カリキュラムやテスト科目、周囲の支援環境の違いなどを解説していきます。

★この記事はこんな方向け★

  • 看護専門学校/看護大学のどちらに進学するか迷っている方
  • お子さんを看護系に進学させたい親御さん
  • 看護系にちょっとだけ興味を持っている方

看護専門学校と看護大学の比較

学費が高いのはどっち?

学費が高いのは大学!!

これは当たり前のことなのですが、学費が高いのは大学になります。

看護学部ねっとによると私立看護大学の初年度における学費は約200万円とされています。

看護大学の初年度における学費

筆者が通っていた看護大学は私立であり、初年度の学費が約200万円だったため、おおよそ全国の私立看護大学と同じくらいの学費でした。

それに対して専門学校の学費は、筆者の場合は初年度で約50万円、三年間で約150万円でした。

簡単に言うと、

専門学校3年分の学費=看護大学1年分の学費

です。

また、看護大学の学費が高い分、良いところもたくさんあります。

学費が高い理由を下記にまとめてみましたので参考にしてみてください。

♠大学の学費が高い理由
・設備費にお金をかけている
⇒図書館やパソコン室、演習室などに最新の設備を導入しているから

・カリキュラムが手厚い
⇒看護に関係ない講義もあり、教養が高まる(哲学や音楽など)
・教員のレベルが高い
⇒各分野に長けた教員を集めているのでお金かかる

♣専門学校の学費が安い理由
・看護師になるための最低限の授業しかやらない
・図書館やパソコンなどの学校設備が貧弱

このように、看護大学は学費が高い分、学校設備なども整っているため、学生にとってはとても学びやすい環境となっています。

しかし、学費が高いのはやはりネックになるところです。

「大学に行きたいけど、学費が高いから専門学校にしようかな…」と悩んでいる方も多いと思います。

実は、大学4年間分の学費を払うことなく、大学を卒業できる制度があるんです!!

詳しくはこの章の最後「お金がなくても大学に行ける方法とは!?」で解説していますのでご覧ください。

校則が厳しいのはどっち?

校則が厳しいのは専門学校!!

学生にとって死活問題である「校則」です。校則は圧倒的に専門学校の方が厳しい印象でした。

もちろん、中には校則が緩い専門学校もあるのですが、僕の通っていた学校では「髪染め禁止」「スカート禁止」「下着の色はベージュか白」などなど、外見に関する校則がかな〜り厳しかったです。

個性を重んじる学校でしたが、外見が禁止されてちゃ個性もへったくれもありません(笑)

それに対して大学では、実習中や演習以外を除いて学生の自由でした。

一般の大学生のように髪の毛をピンク色に染めたり、ネイルやアクセサリーでおしゃれを楽しんでいる方もたくさんいました。

 
♠大学の校則
・髪色自由
・服装自由
・飲み物を机上に出してても怒られない
・講義中のiPadやスマホも怒られない
♣専門学校の校則
・髪色は7番まで
・スカート短すぎるの禁止
・飲食物は机上に出さない(食事中以外)
・講義中のスマホやiPad禁止

ここで「講義中のスマホやiPadの禁止」って当たり前じゃない?と疑問に思うかもしれません。

実は、看護学生にとっては授業中にスマホが使えるかどうかはめちゃめちゃ重要なんです。

看護学生の授業内容は基本的に専門用語が使われるため、授業中にサッとスマホで調べることができる環境なら授業効率が格段にアップします。

わからないことをすぐに調べることができる人は強いです

千葉県某所にある看護専門学校は別名「北朝鮮学校」と呼ばれており、卒業生曰く、校則が北朝鮮並みに厳しいそうです。
・服装はジャージやキャラクターもの
禁止
・アイプチ禁止
・友達のことを名前呼びするの禁止

・実習行くための条件は1科目400枚のレポート提出
・7時登校21時下校
・戴帽式は替え歌で決意表明しなければいけず、朝昼夕練習を強制
・髪の毛下ろすの禁止
などなど。看護専門学校を選ぶ際は気をつけてください

教員の専門性が高いのはどっち?

教員の専門性が高いのは大学!!!

これ間違いなく大学だと感じました。大学の教員はそれぞれ保健師の資格を持っていたり、海外派遣ナースの経験があったり、専門看護師の資格を持っていたりします。

そのため、様々な資格やキャリアを持つ教員と関わることができるので、卒業後の進路に迷っている看護学生さんにとっては、「自分のなりたい理想の看護師」が明確になりやすいです。

♠大学の教員達にはどんなキャリアを持った人がいるの

・JICA青年海外協力隊に参加経験のある教員
⇒世界の災害国に出向いて医療活動をする人のことです

・慢性期のCN資格を持っている教員
⇒専門看護師のことです。特定の分野をすっごい極めた人です。

・産業保健師として企業で数年間働いた教員
⇒会社にいる保健師さんです。産業系の知識が豊富です。

・保健センターや保健所勤務経験のある保健師資格を持つ教員
⇒町の保健センターや県の保健所にいる保健師さんです。

・英語ペラっペラで留学経験のある教員
⇒看護師として海外のボランティア活動に参加していた教員です。貧困情勢に詳しかったです。

各分野のスペシャリスト達がいる分、学生さん達の将来の選択肢も増えますね

お金がなくても大学に行ける方法とは!?

お金がなくても大学に行ける方法、それが、

編入制度です!!

編入制度とは?

→看護専門学校を卒業後に看護大学に入学できる制度
→大学1年生からスタートするのではなく、2年生や3年生からスタートすることができるので4年分の学費を払う必要がない!!
→何年生からスタートできるのかは、編入制度を取り入れている大学によって異なる(僕の場合は3年生スタートでした)

 

実際、筆者自身も編入制度を利用して、専門学校卒業ののちに大学に編入しました。そのため、両方の卒業資格を持っています。

【専門学校入学から大学卒業までの学費合計】

専門学校3年間→150万円
大学2年間(3年次編入のため)→400万円
合計→550万円となります

筆者の場合、編入先の看護大学が私立だったため学費が高額でしたが、国立の看護大学で編入制度を取り入れているところもあるので、安く抑えたいと言う方は、国立の看護大学への編入を考えてみるといいかもしれません。

【編入試験に関する記事はこちら】

まとめ

基本的に専門学校は3年間で看護師になるため、授業コマ数がカツカツでほぼ毎日1〜4限まであります。

そのため、めちゃめちゃ忙しいです。かといって「遊ぶ時間」や「バイトする時間」がないかといえばそうでもありません。

これは僕個人の意見ですが、時間とは、自分で作るものです。

例えば、「自分は看護以外にもボランティア活動をしたり、友達と遊ぶ時間が欲しいから大学にしよ!」と時間に余裕がある大学に進学しても、一日中スマホゲームをしたり寝てしまって「自分のやりたいこと」をする時間を作れなければ意味がありません。

逆に専門学校に進学しても、しっかりとバイトをする時間を確保したり、遊ぶ時間を確保できる人はいます。

前置きが長くなってしまいましたが、専門学校と大学どちらに進学するべきは、その人が何をしたいかによると思います。早く臨床現場に出たいと思うなら専門学校でもいいと思いますし、看護以外の視野も広げたいと思うなら大学でもいいと思います。

いつかこの記事が誰かの力になりますように願っています。

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