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高カリウム血症ってどんな病気?症状/治療/心電図の変化をわかりやすく解説!〜徐脈になる理由やテント状T波が出る理由とは〜

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イラストで学ぶ医学!「高カリウム血症の症状と心電図と治療まとめ」徐脈になる理由/テント上T波、P波消失の理由/カルチコール投与時の注意点

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【ワンポイントアドバイス】

臨床でよく遭遇する電解質異常の一つ、「高カリウム血症」

よく「高カリウムになると徐脈になる」「高カリウムでは心電図に変化が見られる」と言いますが、徐脈になる理由具体的にどのような心電図変化が見られるのかご存じでしょうか?

徐脈になる理由ですが、心臓の筋細胞は細胞の外にあるナトリウムと、細胞の中にあるカリウムを交換しあうことで収縮しています。これが心臓が収縮する仕組みです。要はカリウム・ナトリウムが移動し合うことで収縮が起こるんですね。
「細胞の中はカリウム、細胞の外はナトリウムが多い」これは重要な事実なので押さえておきましょう。

しかし細胞の外(血液中)にカリウムが増えてしまうと、細胞の中にあるカリウムが細胞の外に移動しなくなります。そうすると細胞の外にあるナトリウムが細胞内に流入して来なくなるので、筋肉の収縮が起きなくなります。

これが高カリウム血症で徐脈が起きる理由です。

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