Ca拮抗薬の作用・副作用とは〜グレープフルーツ禁忌の理由や作用機序を分かりやすく解説!〜
カルシウム拮抗薬は血管を拡張させたり、心筋収縮力を低下させる作用があります。筋肉は細胞内にカルシウムが流入することによって収縮していきます。逆に筋肉の外にカルシウムが放出されることによって筋肉が弛緩していきます。カルシウム拮抗薬は筋肉内へのカルシウム流入を阻止するため、血管の筋肉や心臓の筋肉を弛緩させます。そのため、血管拡張や心臓収縮力を低下させていきます。グレープフルーツはカルシウム拮抗薬の分解を阻止するため、必要以上にカルシウム拮抗薬が吸収されてしまい、血圧が下がり過ぎてしまいます。
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